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2021.06.21

WING

防衛省、イージス・システム搭載艦レーダはSPY-7で決定

相対的により安価かつ早期納入、試験プロセスも同等

 防衛省は6月18日、建造・配備を計画しているイージス・システム搭載艦の構成レーダについて、米海軍の協力を得て行っていた調査を経て、改めてロッキード・マーティンのSPY-7とベースライン(BL)9を採用する方針を固めた。当初の陸上システム計画が中止となって、洋上システムへ変更した際、改めて陸上配備が前提だった同レーダと、ほかのレーダを比較する必要性が求められていた。これまでほかの候補レーダだったSPY-6およびBL10と比較検討した結果、洋上での性能はSPY-7の方が優れるという、従来と同じ評価。コスト・スケジュールとしては、現計画の方が安価かつ早期の納入が見込めるとした。試験の進捗としては、同程度の技術成熟度であり、今後の試験プロセスも同等であったとして、従来通りSPY-7およびBL9によるイージス・システム搭載艦の細部検討を進めることにした。

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