★日中平和観光、8月末をもって事業停止

　日新航空サービスが業務継承､コロナで業績悪化

　中国専門旅行会社で老舗の日中平和観光（株）（第一種旅行業、観光庁長官登録旅行業第79号、守屋卓社長、東京都中央区東日本橋2-7-1、資本金9000万円）が、8月末をもって事業活動を停止することがわかった。会社は清算せず、休眠する。昨今の旅行業界を取り巻く事業環境急変のため、業績が悪化。今後の事業回復時期が見通せない中で、同社株式の99.9％を保有する親会社の日新は4月21日の取締役会で、同社グループ体制の見直しの一環として、日中平和観光の事業を8月末をもって停止することを決定した。
　日新によると、日中平和観光で取り扱っていた既存の業務と顧客については、日新航空サービスが引き継ぐ。こうしたグループ内での業務の引き継ぎについて、日中平和観光の顧客への丁寧な説明が必要との考えから、事業停止する8月末まで十分な期間を設けたとしている。

　創立56年の中国専門旅行会社の老舗
　日中交流を長年手がける、JATA正会員

※写真＝日中平和観光は8月末をもって事業活動を停止する