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2021.02.02

ウイングトラベル

★NAA田村社長、マスタープランを年内策定

 年間7500万人へ「本来のあるべき姿」示す

 成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は1月29日の定例会見で、成田空港の「本来のあるべき姿、マスタープランを検討している」と述べ、2021年内の策定を目指す考えを明かした。成田空港の将来的な旅客ターミナルのあり方や、課題となっている貨物施設の見直しなどを含め、3本目滑走路の供用開始を見据えた空港全体の見直し方針を年内にも示す考えだ。
 田村社長が述べたマスタープランは、“成田空港の本来あるべき姿を示すもの”だとして、その長期構想にある年間旅客数7500万人、貨物取扱量300万トンの達成を目指した施設整備計画になる見込み。これまで、さらなる機能強化後に必要となる第4旅客ターミナル建設や貨物地区再配置の方針について、需要動向を精査したうえで判断すると説明していたところ。コロナ禍による航空需要の減少というイベントリスクに見舞われたが、最終的に3本の滑走路を最大限に活用した空港機能を獲得したい考え。