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2021.01.18

WING

ヴァージン・オービット、「ランチャーワン」が宇宙到達

10基のキューブサット軌道投入、大分空港活用も前進

 ヴァージン・オービットは1月17日(米カリフォルニア州)、同社が開発を進めているロケット「ランチャーワン」が2回目のデモンストレーションを実施し、宇宙空間に到達したことを発表した。その上で、米航空宇宙局(NASA)の打上サービスプログラムとして、計10基のキューブサットを目標軌道に展開することに成功したことも明らかにした。今回の成功で宇宙空間への衛星軌道投入ツールとして、空中発射システムを活用した安価かつ迅速な打ち上げシステムが確立したことになる。
 ヴァージン・オービットは大分空港を宇宙港の拠点とすることで大分県と合意。ヴァージン・オービットのアジア拠点として同空港を活用する。大分県によれば、最速で2022年にも大分空港を活用し、改修した747-400型機「コズミック・ガール」から「ランチャーワン」ロケットを空中発射することを目指している。今回のデモンストレーションで宇宙空間に到達したことで、大分空港の活用に向けてまた一歩前進したかたちだ。
 ヴァージン・オービットによれば、・・・・・・・・。