2021.01.13

WING

ボーイング、昨年の民間機納入数は157機

第4四半期は59機納入、737MAX納入が再開

 ボーイングは1月12日(米シカゴ現地時間)、2020年における民間航空機の顧客に対する引き渡し数が、2019年比ベースで約58%減少した、わずか157機に留まったことを発表した。737MAXの運航・引き渡し停止と、新型コロナウイルス感染拡大が実績に大きく影響した。ただ、昨年12月には737MAX運航停止が解除されたことを受けて、同型機の顧客に対する納入を再開することに漕ぎ着けている。なお、エアバスは新型コロナウイルスの影響を受けながらも、2019年比34%減少に留めた566機を顧客に納入した。
 まさに試練の一年間だった。世界最大の航空機メーカーであるボーイングの一年間の累計機体納入数がわずか157機に。2019年は737MAXの事故・運航停止があったことで、同年の機体納入数は2018年の806機から53%減少した380機に留まったが、それを大きく上回る数字を叩き出してしまった。
 ボーイングの企業オペレーション担当エグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高財務責任者のグレッグ・スミス氏は「世界的なパンデミックを経て、我々は新市場に適応して事業を変革し、2020年には商業、防衛、宇宙、サービスを顧客にお届けするための意味のあるステップを踏んだ」とコメント。その上で、「12月に737MAXの納入を再開したことは、当社が全社的に安全性と品質を強化する上で重要なマイルストーンとなった」と話し、737MAXの納入再開に言及した。ちなみに、ボーイングの引き渡し実績によれば、昨年一年間で顧客に納入した737ファミリーは43機。第4四半期(9-12月)のみの納入実績を抽出すれば、31機だった。・・・

 

※写真=ボーイングの2020年民間機の引き渡し数はわずか157機。737MAXの納入停止と新型コロナが大きく影響した