2020.11.12

WING

エアバスの新衛星投入で衛星リモセン市場が激化

プレアデス・ネオで地上分解能30cm、来年2月打上げ

 エアバス・ディフェンス&スペースのインテリジェンス部門統括責任者を務めるフランソワ・ロンバール氏が本紙らの取材に応じて、エアバスが打ち上げを計画している高分解能光学衛星「プレアデス・ネオ」について、「地上分解能30センチの高分解を有しており、1日に最大200万平方キロメートルを撮影することが可能だ。さらに1日に2回以上同じ場所を撮影することもできる」能力を有していることを明らかにした。ロンバール氏によれば、「プレアデス・ネオ」はシングルパスで最大7500平方キロメートルを撮影することが可能なほか、1万5000平方キロメートルを常時撮影するという。
 「プレアデス・ネオ」はエアバスのS950光学衛星バスを用いた4基の衛星コンステレーションで構築する。ローバール氏によると、「2021年2月3日に最初の打ち上げが決まった。2021年からサービスを開始することができる」としており、2022年上半期には残りの2基(3・4号基)の衛星も打ち上げる計画にある。基本的には4基とも同一の仕様だが、3・4号機はコミュニケーションすることが出来る装置も搭載し、欧州の衛星データ中継システム(EDRS)を使って高速にデータを地上に落とすことが可能になるという。
 その「プレアデス・ネオ」の打上げに向けて、エアバス・ディフェンス&スペースでは地上局とマルチタスキング運用システムの強化を図っており、メイン局は仏・トゥールーズに設置。さらには「全世界に23カ所の地上局を設けていく予定だ」とコメント。日本国内には「プレアデス」の地上局が設置済みで、「プレアデス・ネオ」においても今後整備していく予定にあるという。

 

100%エアバス出資で高分解能光学衛星開発
画像補正なしに”リアル”地上分解能30センチ

 

日本市場、プレアデス・ネオでも代理店活用
日本のパートナー支援、市場拡大あわせ体制拡充も

 

※写真=エアバス・デフェンス&スペースが開発した「プレアデス・ネオ」。来年2月3日に第一弾の打上げが行われ、その後2022年上半期に全4基体制が整う(提供:エアバス)

※写真=エアバス・ディフェンス&スペースのインテリジェンス部門統括責任者であるフランソワ・ロンバール氏

※画像=エアバスは地上分解能30センチという高分解能で衛星リモセン市場のシェア拡大を狙う(提供:エアバス)

 

※YouTube動画(提供:エアバス)
https://www.youtube.com/watch?v=JBSJR0swUO0