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2020.10.30

ウイングトラベル

★坂巻JATA会長「旅のチカラ」の重要性強調

 ツーリズムEXPO開催で沖縄観光復興後押し

  開会式に先立ち、主催者の日本旅行業協会(JATA)、日本観光振興協会、日本政府観光局(JNTO)と沖縄コンベンションセンターによる記者会見が行われた。
 JATAの坂巻伸昭会長は、ツーリズムEXPOジャパンがUNWTO、WTTCと連携し、今や英国のWTM、ドイツのITBベルリンと並び称されるアジア最大級の観光イベントして評価され、それまでの東京から昨年は初めて大阪に場所を移して15万人が来場するなど、これまでのツーリズムEXPOの歩みを披露した。
 そうした中で、初の沖縄開催となる今回のツーリズムEXPOは、当初は世界に通用する海洋リゾート沖縄を世界にアピールすることを目的に計画したが、新型コロナウイルスの世界的流行によって状況は一変した。
 日本、世界から旅行そのものが消滅し、旅行業界が危殆に瀕する中で、ツーリズムEXPOは原点に立ち返り、坂巻会長は「人が動かない、集まらないことが、観光業界のみならず、地域経済に大きな影響を与える。人が動く、集まる、このチカラは非常に大きなものがある」と強調。
 この「旅のチカラ」で、日本を、世界を元気にし、また、ニューノーマル時代のMICEイベントとして規模は縮小するが、継続して開催するとともに、沖縄の観光復興を後押しする。
 坂巻会長は、ニューノーマル時代の新しい旅のカタチについて、「withコロナの時代の中で、旅行業をどう捉えるか。いままでの旅行、観光、地域振興という経験値がある一方で、旅に対する認識を変える必要がある。ニューノーマル時代に旅行業は何ができるかを突き詰めていきたい」との見解を示した。

 

※写真=坂巻JATA会長

 

※写真=高橋大会実行委員長

 

※写真=「ツーリズムEXPOジャパン 旅の祭典 in 沖縄」開会を宣言する山西日観振会長

※写真=清野JNTO理事長

※写真=下地沖縄観光コンベンションビューロー会長