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2020.10.26

WING

スカイマーク「期待の星」、下地島3路線を同時開設

羽田線は政策コンテスト枠、三沢空港と1年間勝負に

 スカイマークは10月25日、羽田-下地島(1日1往復)、神戸-下地島(1日1往復)、そして那覇-下地島(1日2往復)の3路線を同時に開設した。スカイマークにとって3路線同時開設は初めてのこと。新型コロナ禍にあって航空需要が低迷するなか、あえて3路線を同時に開設へと踏み切った。スカイマークの洞駿社長は「下地島線の新規就航は久方ぶりの明るい光、あるいは星だ」と強調。新型コロナ危機の渦中にあるスカイマークにとって、この下地島3路線同時開設が航空需要回復の起爆剤となることを期待している様相だ。同社”期待の星”である下地島3路線の予約動向については、「お陰様で、羽田線、神戸線、那覇線、それぞれ非常に出足は好調。我が社は様々な路線を有しているが、トップクラスの予約申し込みがある。非常に明るいスタートだ」(洞社長)としており、滑り出しは好調となったようだ。
 新型コロナウイルス感染拡大以降、スカイマークにとっても苦難の道のりが続いてきている。鳴り物入りで昨年11月29日に開設した成田-サイパン線は、3月26日以降、長期に亘り運休状態に。再開の目処すら立っていない。
 一方で国内線についても需要減退で路線ネットワーク便数を縮小せざるを得ず、苦しい時期を過ごしてきた。しかしながら政府の「GoToトラベルキャンペーン」効果が本格的に表れてきた9月末以降、状況は少しずつ好転。10月から「GoToトラベルキャンペーン」の東京解禁も相まって、国内線の航空需要が回復傾向にあるなど、スカイマークを取り巻く環境は少しずつ改善してきている。・・・

 

洞社長、三沢空港と政策枠勝負に「勝つ自信ある」

 

日本国内で熱視線集まる宮古島圏域
19年度観光客114万人、目標は200万人

 

外国航空会社と共同運航で下地島活用も

 

関連動画
https://youtu.be/GP-fzQgHE5Q

 

※写真=下地島空港で催した下地島3路線同時開設就航式典におけるくす玉割り。下地島3路線はスカイマークにとって「期待の星」だ

※写真=羽田空港出発前に行われた就航記念式典。羽田発着政策コンテスト枠として三沢空港と競う

※写真=新型コロナの影響で中止していたコーヒーサービスも復活。人気のキットカットサービスも

※写真=羽田発下地島着便が下地島空港に到着

※写真=地元は歓迎ムード一色。ジェットスター・ジャパンが今冬ダイヤの成田-下地島線を運休としたことで、下地島空港にとってはスカイマーク便が唯一に。3路線同時開設で下地島空港は救われたかたちだ

※写真=下地島空港はまるでリゾート。降り立った瞬間からリゾートの雰囲気を味わうことができ、旅のワクワク感を盛り上げる