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2020.09.17

WING

UFO発見したらすぐ報告・撮影、自衛隊の対処固まる

新たな脅威の可能性も、十分に分析行うこと

 防衛省・自衛隊はこのほど、空中における識別不能の物体、いわゆるUFOを確認した際の手順を明確化した。自衛隊の航空機パイロットなどがUFOを確認した場合、報告に万全を期すこと、可能な限り写真撮影など記録することに努めること、さらに分析を行うこととした。対領空侵犯措置、警戒監視・情報収集以外の任務でも、不明な物体の情報を得た場合、分析を行う。
 これは、河野太郎前防衛大臣の大臣指示によって示した方針。河野前大臣は、指示を発出した際に「宇宙から来ているかどうかではなく、識別不能の物体をしっかり記録して分析をしていくということが大事だ」と説明した。UFOへの対処を明確にすることで、防空体制を万全にすることが目的であり、各国で様々な技術が進んでいる中で、これまでになかった脅威が生み出される可能性が十分にあるとして、国土の防衛に必要な情報を事前に集め、分析を行い、対処を考えていく。