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2020.09.14

ウイングトラベル

★東北・新潟の知事らが「共同メッセージ」

 域内旅行から促進、「旅に出かけましょう」

 東北と新潟エリアの観光復興に向けて、まずは域内旅行の機運を醸成しようと、東北と新潟の7知事と2市長、東北観光推進機構会長は連名で、「東北・新潟共同メッセージ」を発信した。東北・新潟では7月1日より、「東北・新潟応援!絆キャンペーン〜旅を楽しもう〜」を展開中で、域内の魅力を再発見してもらう旅行の推進を図っている。今回、各県知事や市長らトップ自らが共同メッセージを出し、「東北・新潟の魅力を再発見する旅に出かけましょう」と呼びかけることで、コロナ禍で続いてきた自粛ムードを緩和し、域内から旅行需要を喚起していきたい考えだ。
 また、来る10月1日からはGo Toトラベル事業での東京発着の追加、地域共通クーポンの使用開始が予定されていることから、域内観光を手始めに誘客エリアを全国へと徐々に広げていくほか、東日本大震災から10年の節目を迎える2021年4月からは「東北デスティネーションキャンペーン」(東北DC)が展開されることから、今後は全国からの本格的な誘客につなげていく考えだ。

 

 宮城県内のホテル旅館、8月の宿泊人員61.2%
 秋保は77.5%と先行回復、Go To効果も

 東北6県では、2020年の東北6県の外国人延べ宿泊者数を150万人泊とする政府目標を1年前倒しで達成し、2019年に前年比21.0%増の155万7910人泊に達するなど、インバウンドが伸長してきた矢先に新型コロナウイルスによる打撃を受けた格好となった。
 国内旅行も緊急事態宣言と移動自粛で大打撃を受けたが、県民割りに続き、7月1日からは域内需要喚起に向けた「絆キャンペーン」を開始、7月22日には政府による「Go Toトラベル事業」がスタートするなど、需要回復策が段階的に実施され、旅行需要は回復傾向にある。

 

※写真=「東北・新潟共同メッセージ」を発出した各県知事や市長、東北観光推進機構会長の面々