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2020.09.14

WING

国内96空港の7月利用、旅客は約8割が減少

国際旅客は9割台後半の減、貨物量約3割弱維持

 東京・大阪航空局がまとめた国内96空港の7月利用状況は、東京管轄の35空港で旅客数が前年同月比80.3%減の294万8765人で、うち国内線利用者は71.2%減の283万9114人、国際線は97.9%減の10万9651人だった。大阪管轄の61空港では、航空旅客が74.8%減の346万1391人で、そのうちの国内線が64.9%減の345万545人、国際線が99.7%減の1万846人となった。7月は新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が、再度増加に向かった時期。自粛要請が緩和され、回復が期待された国内線は需要の戻りが鈍く、例年より6~7割強も旅客が減少した。国際線は各国で入国・渡航規制が続き、ゼロベースに近い旅客減で、厳しい状況が続いた。
 また貨物量については、旅客便の減少に伴うベリースペースの不足によって、航空各社が臨時貨物便を運航した。生活必需品の輸送も継続して行われたため、貨物量としては減少ではあるものの、旅客に比べて下げ幅が緩やかだった。東京35空港では26.4%減の2億2209万6110トンで、うち国内が39.5%減の4755万2250トン、国際が21.8%減の1億7454万3860トンだった。大阪61空港では30.8%減の1億1005万8383トンになり、うち国内が38.4%減の4004万3850トン、国際が25.6%減の7001万4533トンとなった。・・・

 

※表1=東京航空局35空港の7月利用速報値(提供:東京航空局)

※表2=大阪航空局61空港の7月利用速報値(提供:大阪航空局)