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2020.08.27

ウイングトラベル

★防疫に成功した台湾、国内旅行が盛況に

 張交通部観光局長、収束後は「台湾へようこそ!」

 台湾観光局東京事務所は8月26日、東京と台北をオンラインで結び、台湾の防疫旅行や新たな観光スポットなどを紹介するB2B向けのオンラインセミナーを開催し、日台の観光関係者ら約400名が視聴した。コロナ禍でも「台湾同学会」などの取り組みを継続的に行ってきたが、今回は史上初めて、台湾の旅行会社がオンラインセミナーにリアルタイムで登壇し、リレー形式で台湾の最新情報を日本の業界関係者に伝えた。8月28日にも台湾地方政府やホテル関係者が登壇する第2弾のセミナーを開催し、コロナ収束後を見据えた情報発信、情報交換を継続的に行っていく考えだ。
 冒頭、日本の旅行業界向けにビデオメッセージを寄せた台湾交通部観光局の張錫聰局長は、「2019年は台日相互交流が700万人を超え、互いに大事なパートナーであることを証明したとても実りある年になった」としたうえで、現在はコロナ禍にあるものの、「台湾は感染初期に様々な防疫政策を行い、その成果が実り、台湾の国内旅行は大変な活気を取り戻している」として、「台湾観光局は、防疫ニューノーマル運動を広く国民に呼びかけ、防疫の経験を分かち合いながら、再び台日の観光交流を進めたい。双方向旅行がコロナ収束後にさらに一歩進んで、さらに盛況になることを期待している」と述べた。
 張局長は、「コロナ収束後には、ぜひ安心安全な台湾旅行を楽しんでほしい」として、「台湾へようこそ!」と台湾来訪を日本語で呼びかけてメッセージを結んだ。

 

 葉台湾観光協会会長、日台は最も親密な関係
 一刻も早くコロナ克服し双方向交流再開を

 台湾観光協会の葉菊蘭会長もビデオメッセージを寄せ、「コロナが猛威を振るう中、観光や旅行業界といった直接被害を受けた業界だけでなく、あらゆる経済活動が止まり、市民生活が制約を受けている。コロナがもたらした困窮や停滞が解決されることを祈る」としたうえで、「台湾は防疫に成功し、日常生活はほとんど影響を受けていない。台湾国内の経済活動は再開されており、展覧会、会議、とくに国内旅行については上期の深刻な挫折から抜け出しつつある」として、コロナの封じ込めに成功した台湾では経済活動が再開され日常を取り戻しつつある現状を紹介した。

 

※写真=台湾交通部観光局の張錫聰局長

 

※写真=台湾観光協会の葉菊蘭会長

 

※写真=オンラインセミナーに登壇した台湾の旅行会社の代表ら。左から、新亞旅行社の張本部長、雄保(ライオンボビー)旅行社の李副社長、東南旅行社の許本部長、假日旅行社のユ部長、星港旅行社の陳社長補佐、昇漢旅行社の柯社長

 

※写真=台北の台湾観光協会会議室でオンラインセミナーに臨む台湾の旅行業界関係者

 

※写真=東京の台湾観光局東京事務所、台北の台湾観光協会本部から登壇したスピーカーがオンライン上で一堂に会した