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2020.07.31

ウイングトラベル

★インドネシア、観光分野の衛生対策一段と強化

 海外市場向けの新キャンペーン展開、「CHSE」浸透へ

 インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省は旅行業者を対象とした「国際ウェビナーシリーズ」の日本市場向けの第2回目となるオンラインセミナーを7月30日に開催した。今回は「インドネシア観光の再開とバリ島のウブド」をテーマとし、インドネシア政府が行う新型コロナウイルス対策と今後の海外マーケットからの観光客誘致再開に向けた取り組みについて説明が行われた。また、新型コロナウイルス流行収束後のいわゆる「ニューノーマル」の観光に適したデスティネーションの1つとしてバリ島のウブドの魅力について現地のホテル関係者から説明が行われた。
 観光クリエイティブエコノミー省では現在、安全・安心な観光を実現するため「CHSE」と呼ばれる取り組みを推進している。セミナーでは同省のシギット・ウィチャクソノ国際マーケティング総局アジア・パシフィック局長からインドネシア国内の観光・宿泊施設やレストランなどでのCHSEへの取り組みについて説明したほか、観光大臣による視察についても紹介された。
 さらに今後の海外マーケットの回復戦略としてCHSEの取り組みを周知するためのキャンペーン「InDOnesiaCARE」を展開していく。同キャンペーンはインドネシアのすべての観光と創造経済部門が産業だけでなく消費者にとっても清潔・健康・安全・環境保護の原則を優先的に取り組んでいることを積極的にアピールしていくことを軸に取り組みを進めていく。今後はSNSやCNNの電子メディアなどを活用しプロモーションを展開していく。
 
 日本との域内旅行協定締結に向け協議へ
 早期にビジネス客から渡航制限緩和目指す

※写真=日本市場向けには2回目となった国際ウェビナーシリーズの模様