2020.07.31

WING

ボーイング、747型機を2022年に生産終了

空の女王、大量輸送時代構築もついに姿消す
 
 ボーイングが747型機の生産を2022年に終了する。ボーイングのデイビット・カルフーン最高経営責任者(CEO)が明らかにした。カルフーンCEOは「現在の市場のダイナミズムと今後の見通しを考慮した」としている。「(生産は終了するが)今後何十年も747型機は飛行する。そして当社は、将来にわたって747のうペレーションの維持を支援していく」とした。
 空の女王として大量輸送時代の象徴として一つの時代を築いた747型機が、ついにその生産を終えることが決まった。日本でも大量輸送時代には世界で最も多くの747型機が成田空港に駐機されていた。
 いまや航空業界の伝説となったジョー・サッター氏らが設計した747型機は、1969年2月に初飛行。大量輸送時代を構築することで、航空輸送が一般の人々にとっても身近な存在とした。1991年以降には747-400型機へと生産が統合され、その後も世界の空を飛び回った747ファミリーだが、ライバルのエアバスがA380を投入したほか、787ドリームライナーなど低燃費高効率な機体が続々と誕生したことを受けてボーイングは747-8型機を開発。エンジンをGEnx-2Bに換装し、さらには主翼の設計を新たな設計に変更するなどして、フレイター、インターコンチネンタル(旅客型)を市場に投入していた。フレイターバージョンは2010年2月に、インターコンチネンタルは2011年3月に初飛行した。・・・

 

747型機、22年まで現生産レート水準を維持
767もレート維持、貨物機需要など対応

 

※写真=1968年の一コマ。747型機のローンチを祝う当時のボーイングのビル・アレン社長とパンナム社ファン・トリッペCEO(右)。長年の友人だった二人は釣りに出かけた際に握手を交わして、パンナム社が747型機を購入するに至ったという(提供:ボーイング)