★経産省、「陰性証明」発行できる医療機関募集

　リスト公表へ、PCR検査予約システム検討中

　経済産業省は、厚生労働省等と連携のもと、ビジネス等を目的とする海外渡航希望者に対して、新型コロナウイルス感染症に感染していないことを証明する「陰性証明」を発行できる医療機関の募集を開始した。7月27日から31日までを第1次の仮登録期間とし、現在作成中の運用規定に了解を得てから本登録を行った上で、登録医療機関のリストを早期に公表する。陰性証明を行える医療機関の募集は、8月以降も続ける。さらに、政府は今後、ウェブ上でビジネス渡航者による医療機関へのアクセスを円滑にするため、PCR検査予約システムを創設することを検討している。
　新型コロナウイルス感染症の世界的流行が続く中、政府では国外からの新規感染者の流入を防ぐため、引き続き水際対策を強化しているが、その前提のもとで現在、「国際的な人の往来再開に向けた段階的措置」として、ビジネス上必要な人材の出入国について、例外的な枠組みを設けることが検討されている。出国については、感染状況が落ち着いている国・地域への渡航を対象とすることや、相手国の要請に基づき、新型コロナウイルスに感染していないことを証明する「陰性証明」をすることなどが条件とされている。

※写真＝バーチャルの「出国者PCRセンター」のイメージ図