2020.06.02

ウイングトラベル

★ハワイ観光、他市場に先駆け日本から受入可能性も

 動向不透明も観光産業復活に向け取り組み進む

 ハワイ州観光局(HTJ)は6月1日に行われたJATAアウトバウンド促進協議会(JOTC)のB2Bオンラインセミナーでプレゼンテーションを行い、コロナ禍でのハワイの現状と今後の観光マーケットの動向について説明した。ハワイの現状については州外からの訪問者に対する14日間の自主隔離義務の期間の延長が決まり、観光再開に向けた見通しがなかなか見えづらい状況が続いている。その一方で、行政幹部からハワイ州外からの観光客受け入れについて、米国本土に先駆けて日本を始めとした複数の市場から再開する発言が出てくるなど、明るい兆しも見られ始めているという。そうした中でHTJは「今だからやれる取り組みをしっかりと講じていく」とし、観光受入再開後の早期の需要回復に備えていく考えを示した。

 

 
 地元向け観光施設が徐々に再開、感染防止に注力
 海外から受入再開へ「トラベルバブル」の議論も

 さらに、新型コロナウイルス収束後の国際マーケットからの観光客受け入れに対する動きも出始めている。先日はハワイ州の副知事が「日本やオセアニア、カナダから受入を再開できることを期待している」とコメント。さらに議会では、特定の地域間限定で旅行や渡航を可能とする「トラベルバブル」に関する議論もスタート。観光再開への明るい兆しも見られつつあるという。
 

 

 HTJ、消費者向けの企画や業界サイトを一新
 MICE200人以下の小規模団体から需要回復狙う

 しかし、現状はハワイ側のみならず日本でも渡航制限が緩和されていない状況で、今後の動きをつかむことが難しい情勢だ。そうした中でHTJとしては「今やれることをしっかりとやっていきたい」とした。現在HTJは自宅にいながらハワイの雰囲気を体感することができる「おうちでハワイ」企画を展開。さらに業界向けには「コロナ危機に瀕している中で的確に最新情報をより多くの人に伝えていきたい」という考えから6月1日に業界向けサイトをリニューアルした。
 新型コロナウイルス収束後の旅行マーケットは旅慣れた客層から動き始めていくといわれている。そうした中で酒井氏は「ハワイはコアなファンやリピーターが多い市場だ。海外旅行需要回復へまずはハワイから動くことを期待しながら、ハワイマーケットを盛り上げていきたい」と強調した。

 

※写真=JOTCのB2Bオンラインセミナーでプレゼンテーションを行うハワイ州観光局の酒井剛士営業部長

 

※写真=セミナーでは6月1日にリニューアルしたばかりの業界向けサイトの内容が紹介された