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2020.05.28

ウイングトラベル

★台湾、10月1日めどに国際観光を段階的再開へ

「感染抑制成功国」から順次、日本も比較的早く

 JATAアウトバウンド促進協議会(JOTC)が5月27日から3回にわたって開催するB2Bウェブセミナーの初日には、在日観光局や大使館など13団体が登壇したが、このなかで台湾観光協会東京事務所の陳淑華副所長は、「台湾の国際観光は、10月1日をめどに中央感染症指揮センター(CDC)と外交部の評価を踏まえつつ、感染が抑制できている『感染抑制成功国』のうち、提携を組んだところから徐々に交流を再開していく。CDCは、ニュージーランドやベトナムを感染抑制に成功している国として評価しており、その後に日本、韓国とのコメントもあり、日本も比較的早いターゲットとして取り組んでいけると思う」として、台湾の国際観光は10月以降に段階的に再開されていくとの見通しを示した。再開の判断に当たっては、各国の水際対策などが総合的に判断されるほか、「CDCではビジネス客の渡航についてはケースに応じて緩和政策をとっていきたいとしており、10月1日以前であっても徐々に国際交流を再開していけるのではないか」と見通した。また、10月1日以降は台湾への入国者が公共交通を利用できるように制限を解除するほか、クルーズなども再開していく方向性が台湾交通部によるロードマップに盛り込まれた。

 

 台湾の感染症例は441例、封じ込めに成功
 1月下旬に感染拡大予測、先手先手で対策打つ
 台湾交通部、観光再開へのロードマップ策定
 6月7日からイベント等の人数制限解除へ
 第2段階、8月1日から国内旅行促進へ補助金
 桃園空港の利用制限も解除へ

 

※写真=JOTCの第1回B2Bウェブセミナーで、台湾の防疫対策や観光再開へのロードマップについて説明する台湾観光協会東京事務所の陳淑華副所長