2019.11.05

WING

国交省、成田基本計画3本目整備など53年ぶり改定

工事完了2030年目処、敷地面積を2600ha程度に

 国土交通省航空局は11月5日、成田空港のさらなる機能強化の合意内容に沿うかたちで、成田国際空港株式会社法第3条に基づき、同空港の基本計画を改定した。この改定は空港の設置計画から始まり実に53年ぶり。建設当初から計画していた横風用滑走路をやめて、新たにB滑走路の延長およびC滑走路の新設を行うとして、滑走路配置や空港敷地面積などを改訂した。さらに、それらの工事完了期限について、2030(令和12)年を目途とすると示した。
 新基本計画では、横風用としていた3本目滑走路の計画を撤廃した。C滑走路の整備やB滑走路の延伸などを行うため、敷地面積の計画はこれまで1060ヘクタール程度としていたが、2倍以上の2600ヘクタールとした。そして前述のとおり、工事完成予定期限について、滑走路などは2030年を目途として、その後の需要に応じて所要の諸施設整備を順次行うとした。さらに、その他必要な基本事項として、空港の設置管理は航空機騒音などの障害の防止、生活環境の改善を着実に実施しつつ行うこととして新計画に示した。

 

《成田空港の基本計画主な改定内容》
▼滑走路数=旧:3本 / 新:3本
 ・配置=旧:平行滑走路2本、1本は横風用滑走路、滑走路間隔2500メートル / 新:平行滑走路、それぞれ間隔は2500メートル以上
 ・長さ=旧:平行滑走路うち1本おおむね4000メートル、ほか1本おおむね2500メートル、横風用滑走路3200メートル / 新:滑走路のうち1本4000メートル、ほか2本3500メートル
 ・滑走路幅=旧:各60メートル / 新:それぞれ45メートル以上
 ・着陸帯の幅=旧:各300メートル以上 / 新:それぞれ280メートル以上
▼空港敷地面積=旧:1060ヘクタール程度 / 新:2600ヘクタール程度
▼工事完成予定期限=旧:4000メートル滑走路などおおむね1970(昭和45)年度末まで、全工事1973(昭和48)年度末完成目途 / 新:滑走路などは2030(令和12)年目処、所要諸施設はその後の需要に応じて順次
▼運用時間=旧:24時間 / 新:24時間(※離着陸時間5~0時30分とは別、緊急事態など時間外も受入可能)
▼その他必要な基本事項=旧:なし / 新:空港の設置管理は、航空機騒音等による障害の防止、生活環境の改善等を着実に実施しつつ行う

 

※図=成田空港の基本計画における左側の旧計画と右側の新計画(提供:国土交通省)