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2019.08.07

WING

新千歳、国際線施設利用料が10月末から約2.5倍に

国際線PTB拡張・再整備費用に充当

 新千歳空港ターミナルは8月6日、国際線旅客取扱施設利用料(PSFC)を来る10月27日以降、大人2610円、小人1300円(満2歳以上12歳未満※満2歳未満で小人用航空券を使用する場合は小人料金)に引き上げることを発表した。現行のPSFCは大人1030円、小人520円となっており、冬ダイヤがスタートする10月末以降、国際線PSFCは一気に約2.5倍跳ね上がる。同ターミナルではPSFCを値上げすることで、増大する旅客需要に対応すべく、混雑解消や利便性向上に向けて国際線ターミナルビルの拡張再整備費用に充当する方針だ。ちなみに消費税が10%に上がる10月1日の時点では、現行比10円値上げする大人1040円、小人530円となる。
 なお、国土交通省は同日、新千歳空港ターミナルビルディングが申請していた国際線PSFCの上限額を、大人2618円(満12歳以上)、小人1309円とすることを認可。新千歳空港ターミナルは、国土交通省の認可を受けて、値上げを発表した。

 

供用開始から9年で旅客数は4.5倍に
混雑する空港、施設狭隘化で拡張不可避に

 

※写真=新千歳空港のPSFCが10月末で値上げ。施設の拡張・再整備に充当する