2019.07.16

WING

三菱重工、国内装備品コンポーネントを海外装備品適用目指す

日米共同のSM-3ブロックIIA続く国際共同開発狙う

 

 三菱重工防衛・宇宙セグメントの阿部直彦セグメント長が7月12日、防衛分野における海外事業拡大について、「コンポーネントレベルでの海外装備品への適用を目指す」方針を明らかにした。2020年度に計画最終年度を迎える現計画に代わる2021新事業計画においては、国内装備品を部品レベルから海外装備品へ適用することを目指していく考えにあって、既存事業で培った海外メーカーとのチャネルを活用していくことのほか、企業間協議と並行して政府と連携して取り組みを進めていきたい考えだ。
 2021年度にスタートする2021事業計画では、次期戦闘機やH3ロケットといった既存分野でもある次期基幹産業をスムーズに推進していくことが防衛・宇宙セグメントにとって、根幹となる柱だ。指揮統制やモデル&シミュレーションなどの分野も拡大していくことが命題となる。
 こうした既存分野の拡大のみならず、三菱重工の防衛・宇宙事業の更なる成長を描くためには、既存事業の周辺分野を拡大することのほか、海外事業の拡大、デュアルユース展開事業を確立することが急務となってきた。

 

 防衛分野のMRO事業拡大へ
 駐留米軍向けのMROも拡大
 18年度「成果はほぼ計画通り」
 新大綱・中期防は「想定内」

 

※写真=海外展開では国内装備品の部品レベルからの海外展開を探るほか、国際共同開発でSM3ブロックIIAに続く新たな開発を模索する。写真は昨年12月に米国防省が行ったSM3ブロックIIAの迎撃試験(提供:防衛装備庁)