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2019.02.22

ウイングトラベル

旅行業革新への挑戦をテーマに活発な議論

JATA経営フォーラム2019が開催

 日本旅行業協会(JATA)は2月21日、東京都港区の六本木アカデミーヒルズで「JATA経営フォーラム2019」を開催した。今回の経営フォーラムにはJATAの会員企業の関係者を中心に334人が参加。「旅行業革新への挑戦(トライ)」をテーマに旅行業界におけるテクノロジー活用や人材活用における今後の方向性。さらに、旅行者の需要が変化する中での新たな旅行価値作りなどについて講演や議論が行われた。

 

 JATA田川会長、「業界環境変化が一層加速」
 旅行業経営のチャレンジ&トライの可能性探る

 経営フォーラムの開催に先駆けて、JATAの田川博己会長があいさつした。田川会長は「今年は新元号の制定ということもなり、新たな時代の幕開けになると考えている。旅行業界にとってもこれまで以上に変化のスピードが速くなる時代が訪れていくと思っている。そうした中でJATAは『チャレンジ&トライ』をテーマに、海外旅行では安全・安心に関する取り組みや若者の海外体験に取り組む。また、国内・訪日旅行においては自治体やDMOなどと連携し新たな旅の形を提案していく取り組みを展開していくことにしている」 と述べた。

 

 田端観光庁長官、新デス開拓と経営高度化重要
 新規路線就航ラッシュ機に双方向交流拡大促進

 来賓として出席した田端浩観光庁長官が登壇した。田端長官は「訪日インバウンドに関しては、政府目標である2020年の外国人旅行者数4000万人、旅行消費額8兆円の実現に向けて、自然や文化などをテーマとした体験型コンテンツ作りや着地型観光に関する取り組みについて、より一層力を入れていきたい。一方、アウトバウンドに関しては目標の2000万人に向けて、5.5%成長できれば到達することができる。是非今年達成して、2020年にもっと増やすという流れができればよいと思っている。航空路線の新規就航の動きにあわせた新しいデスティネーションの開拓に是非『トライ』してもらいたい」とフォーラム出席者に対して要望した。

 

 国立情報学研究所の新井教授が基調講演
 AIへの正しい認識と人間の読解力向上がカギ

 

※写真=冒頭あいさつを行うJATA田川博己会長

 

写真=来賓あいさつを行う観光庁の田端浩長官

 

※写真=JATA経営フォーラム2019会場の模様