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2025.09.12

WING

森田空幕長、T-4事故調査の期間延長方針

 回収した部品の解析継続、当初予定の4ヵ月以上に

 森田雄博空幕長は9月11日の会見で、航空自衛隊のT-4練習機墜落事故について、調査が継続中であることを説明し、事故発生後4ヵ月間での報告書提出を目指していたが、サルベージにより回収された部品の分析によって、さらなる原因究明が必要と判断され、調査期間の延長が求められる状況となったことを明かした。現時点では、部品の分析に時間がかかっているため、報告書の提出時期は確定していないとしたが、規定に基づいて手続きを進めていることを説明した。
 事故調査の進捗に関しては、「当初予定していた提出時期には間に合わない可能性が高い」とし、今後の進展については慎重に進められる見通しとのこと。事故調査では、飛行データや機体の損傷状況など詳細な分析を行っており、原因解明に向けた重要なデータを収集しているとした。