記事検索はこちらで→
2025.09.02

WING

ANA、仏EcoVadisサプライヤー評価/改善サービス導入

 供給網の包括的ESGリスク評価、必要応じて対話も

 全日本空輸(ANA)は9月1日、国際的なサステナビリティ評価機関であるフランスのEcoVadisが提供するサプライヤー評価/改善支援等のサービス「EcoVadisサステナビリティ・インテリジェンス・スイート」を、アジアの航空会社として初めて導入することを発表した。 
 ANAはEcoVadis社が提供する評価システムを活用し、サプライチェーンに対し包括的なESGリスク評価を行い、必要に応じてサプライヤーとの対話を進める。この取り組みを通してグローバルサプライチェーンにおける透明性と説明責任を向上させ、ANAグループ全体における責任ある調達活動をさらに充実する狙いだ。
 ANA調達部の野村良成部長は 「今回、世界で最も信頼されている評価機関であるEcoVadis社とアジアの航空会社として初めて提携できることをうれしく思う」としつつ、「これを機にサプライチェーンにおけるESG課題への対応につき一層の強化を図ることで、ステークホルダーの皆様方からの信頼に応えていきたい」とした。
 一方、EcoVadis共同CEO兼共同創業者であるピエール=フランソワ・タレール氏は、ANAによる同社サービスの導入を歓迎しつつ、「我々のプラットフォームを通じて、ANAがよりレジリエントで、透明性のある持続可能なサプライチェーンを構築していく挑戦を支援できることをとても楽しみにしている」と述べた