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2019.02.19

WING

航空局、特定技能審査口述ガイダンス一部改正

自家用機安全対策強化で、審査項目にアルコール検査も

 航空局は自家用小型機の安全対策で運輸安全委員会から指摘を受けていた安全策について、その周知・指導強化を実施する。3月にも特定操縦技能審査口述ガイダンスの一部を改正して、着氷の危険性や同乗者を含めたシートベルト、ワイヤーハーネスの着用の励行、さらには航空機用救命無線(ELT)の適正な取り付けと運用方法に関する情報提供などを行うことで情報提供や指導を強化していくことにした。加えて、定期航空会社でアルコール問題が多発したことから、自家用運航者についても、2年毎の特定操縦技能審査時の審査項目として、アルコールに関する知識を追加する方針も固めた。
 運輸安全委員会は、昨年8月30日に富山県立山連邦で発生した小型航空機の墜落事故を受けて、その事故報告書において、自家用小型機の運航安全性の向上を図るべきことを指摘。国土交通大臣に勧告していた。