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「カイロス」2号機、不具合は舵角センサ誤信号

86.2秒後にリファレンスロッドストローク入力値急変
「カイロス」ロケットを開発し、和歌山県串本町のスペースポートから打ち上げているスペースワンは8月31日、昨年12月18日に打ち上げた「カイロス」2号機で発生した不具合について、舵角を検知するセンサからの誤信号によるものとの調査結果を明らかにした。「カイロス」2号機は打上げ187秒後、自律飛行安全システムが作動し、高度111km地点で飛行が中断された。
スペースワンはその後調査を進め、1段姿勢制御系異常により機体姿勢が大きく乱れ、2段燃焼中に飛行経路が逸れた結果、事前の設定通りの自律飛行安全システムの判断により、飛行中断が実施されたと結論付けた。