エアバス、JALとA350対象にFHS締結

　エアバスは2月18日、日本航空（JAL）との間で、JALが導入するA350-900/-1000型機を対象とした「フライト・アワー・サービス」（FHS）を締結したことを発表した。エアバスが提供するFHSは、部品サポートサービスで、共同在庫の利用、主要拠点での在庫補充、部品修理などのサービスを契約したエアラインに提供するもの。
　エアバスによれば、JALはA350XSWBの運航会社として日本で初めてFHSを利用するとのこと。現在、仏・トゥールーズの最終組立工場においてJALに引き渡す初号機（A350-900）が組立中で、今年半ばにはJALが受領する予定だ。JALは9月から羽田－福岡線に導入する予定で、国内線の投入路線を拡大し、国際線へと拡げていく。
　エアバスでは提供するFHSによって、日本で最も輸送量の多い路線の一つに導入されるA350XWBに対し、よりスムーズな商業運航開始を実現することができるとしている。

※写真＝最終組立工場で組立中のJALのA350-900（提供：エアバス）