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スペースコタン、ファイアフライと打上げ検討でMOU

北海道宇宙港で「Alpha」打ち上げ可能性を追求
北海道スペースポート(HOSPO)を運営するSPACE COTAN(スペースコタン)は8月18日、米国のFirefly Aerospace(ファイアフライ)との間で、ファイアフライが開発するロケット「Alpha」を、HOSPOからの打上げに向けた実現性検討に係る基本合意書(MOU)を締結したことを発表した。
このMOUの下、スペースコタンは、射場運用コンセプトの定義や射場システム要求の検討を進めるほか、HOSPOから「Alpha」を打上げるために必要なライセンス・規制要件の評価を実施する方針だ。
スペースコタンの小田切義憲社長兼最高経営責任者(CEO)は、「HOSPOは多様なロケットの高頻度打上げを目指しており、ファイアフライ製ロケットをHOSPOからの打上げに向けた実現性検討に係るMOUを締結できたことを大変嬉しく思う」と述べるなど、基本合意を歓迎。「ロケットの打上げに適した北海道大樹町の理想的な立地を活かし、多様な事業者の打上げをサポートすることで、宇宙産業の発展と地域活性化に貢献したい」とした。
※画像=ファイアフライの「Alpha」(提供:ファイアフライ)
※画像=北海道スペースポートの将来イメージ(提供:スペースコタン)