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2025.08.18

WING

ハワイアン航空、福岡・仁川・ボストン線を11月運休

 シドニーやタヒチ、米西海岸など高需要線に機材再配置

 

 アラスカ航空グループ傘下のハワイアン航空は8月12日(現地時間)、高需要路線の供給量を拡大するとして、11月からホノルル-福岡、仁川、ボストンの3路線を運休することを決めたと発表した。福岡線はコロナ前の2019年11月に開設し、現在週3往復便運航中だ。仁川線は週5往復便で、ボストン線は週4往復便で運航している。
 ハワイアン航空は今回の3路線の運休により、機材を再配置してホノルル-シドニー、タヒチ・パペーテ、ロサンゼルス、シアトルといった高需要路線に機材を割り当てる方針だ。
 具体的にはホノルル-シドニー線について、12月18日~1月31日までの間、現行の週5往復便から1日1往復便に増便する。さらに、ホノルル-パペーテ線は11月から週1往復便増やした週2往復便に増強する。ホノルル-ロサンゼルス線に関しては、11月21日~12月1日、12月19日~1月6日のピークシーズンに1日5往復便に増便。ホノルル-シアトル線に関しても、11月下旬から来年4月中旬まで、1日4往復便体制として需要の取り込みを強化する。
 ジョー・スプラーグ最高経営責任者(CEO)は「路線の運航を停止する決断は常に困難なものだ。とくに14年以上にわたりサービスを提供してきたソウルのような都市ではなおさらのこと」とコメント。その上で「当社のチームが最善を尽くしたにもかかわらず、パンデミック後のアジアからの渡航需要の低迷と、ソウル、福岡、ボストンにおける様々な市場課題が継続している」との認識を示した。
 またスプラーグCEOは「当社は日本直行便を通じてアジアとハワイ間の堅固なハワイアン航空のサービスを提供し続けることにコミットしている」としたほか、「グローバルパートナー航空会社との接続便を通じ、仁川をはじめとする地域へのアクセスも提供する」とし、「ハワイへの旅行需要(国際線・国内線ともに)に対応しつつ、すべてのお客様がより多くの目的地へのアクセスを確保できるようにする」とした。

 

※画像=ハワイアン航空は福岡、仁川、ボストン線を運休する(提供:ハワイアン航空)

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