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航空局、盛土空港の耐震対策について検討へ
対策の範囲と盛土地盤の解析方法など議論
国土交通省航空局は7月31日に、第13回目の「空港内の施設の維持管理等に係る検討委員会」を開き、盛土空港の耐震対策(地盤変状対策)の検討について議論する。盛土空港の地震対策の検討としてはこれが初回であり、事前対策の範囲と、検討するために必要な盛土地盤変状対策の解析方法などを検討する。
航空局では、空港内施設の維持管理のあり方などを検討するため、2012(平成24)年12月に同検討委員会を設置し、施設の維持管理を的確に行うよう検討を行ってきた。盛土空港の耐震対策については、滑走路等の舗装の応急復旧(維持保全)を想定する範囲の設定と、滑走路等の地盤変状対策の対策範囲を合理的に設定していく考え。
■検討委員会委員
・福手勤:東洋大学名誉教授
・横田弘:北海道大学大学院工学研究院名誉教授
・末政直晃:東京都市大学建築都市デザイン学部都市工学科教授(学部長)
・加藤佳孝=東京理科大学理工学部土木工学科 教授