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★ヒースロー空港、100億ポンド投じて大改修 サッカー場10面分の空間創出、デジタル化加速

サッカー場10面分の空間創出、デジタル化加速
ロンドン・ヒースロー空港が7月11日(現地時間)、2027年~2031年を対象とした5カ年計画を策定したことを発表した。民間資金を活用して約100億ポンド(約1兆9800億円)の投資計を遂行し、ラウンジ、物販および飲食店店舗を新設するべく、既存ターミナル内にターミナルスペースをあらたなスペースを生み出す。さらに、デジタル化への対応を加速して効率を追求することで、およそ8億ポンド以上のコスト削減し、10年前の空港使用料よりも実質的に安い水準とするとこを目指す方針だ。同空港によれば、今回の投資計画は約10年ぶりの大きな改革になるとした。
過去12カ月間にわたってパートナーと連携し、共同計画の策定作業を進めていたとのことこと。200万人以上の旅客の声に耳を傾けるなど、投資計画の重点ポイントを探ってきたという。
今回の投資計画によるターミナルスペースの拡張では、既存ターミナル内にサッカーコートで約10面分に相当する新たなスペースを創出する。これにより動線の見直しのほか、ラウンジ、ショップ、レストランなどを新設し、より効率的かつ快適な空港とすることを目指す方針だ。
例えば定時出発率を80%とするほか、旅客の95%が保安検査場での待ち時間を5分未満とすること、サポートが必要な旅客に対する選択肢の拡大を進める。これにより、旅客の95%が、空港における体験を「良い」「素晴らしい」と評価するようにする。
※画像=約10年ぶりの大改修に臨むヒースロー空港。利便性、快適性を高める(提供:ヒースロー空港)