ウイングトラベル
★今年の夏休み総旅行者数は前年比0.8%増7464万人

JTB調査、海外旅行はコロナ前80.5%水準の244万人
JTBは夏休み(7月15日から8月31日)に1泊以上の旅行にでかける人の旅行動向見通しをまとめた。それによると夏休みの総旅行者数は前年同期比0.8%増の7464万人、総旅行消費額は8.2%増の4兆264億円と推計した。このうち海外旅行者数は前年比20.8%増、コロナ禍の80.5%水準の回復となる244万人に。国内旅行者数は前年比0.3%増の7220万人を見込んでいるとした。同社は今年の夏休みは日並びの良さやボーナスの上昇など後押しに堅調な旅行意欲を示していると分析した。
34.2%が夏休みの旅行実施意向
前年から0.1ポイント増加、シニア層の意欲が回復
今回の調査はJTBグループが実施したアンケート調査などから推計したもので1969年から継続的に行っているもの。
15歳~79歳の2060人を対象に行ったアンケート結果によると、今年の夏休みの規制を含めた旅行について、実施意欲を示した人は全体の34.2%となった。前年からは0.1ポイント上昇した。コロナ禍前の38.0%にはおよばないものの、意欲は戻りつつあると指摘した。
性年代別で見ると、男女とも旅行意向が高い傾向が見られた。男性29歳以下は47.3%、女性29歳以下は43.1%となった。ただし、前年よりは減少した。一方でシニア層の旅行意欲には回復傾向が見られ、男性60代は33.2%、女性60代は25.4%とそれぞれ1~2ポイント上昇した。
※表=2025年夏休み旅行予定人数、旅行予定費用推計値(JTB発表資料より)