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太平洋の中国空母「山東」が南シナ海へ

20日から22日まで艦載機約70回発着艦
防衛省・自衛隊は6月23日、太平洋上で活動を続けていた中国のクズネツォフ級空母「山東」が複数の艦艇と共に南シナ海へ向けて航行したことを確認した。
中国の「山東」は、同じく太平洋上で活動していた空母「遼寧」が東シナ海へ向かった20日以降も複数の艦艇と共に太平洋上を航行した。また、22日までの3日間、「山東」から艦載戦闘機などが発着艦を行った。20日には宮古島南約740キロ沖へ移動し、約10回の発着艦を確認。21日には宮古島南約900キロ沖へ移動し、約20回の発着艦を確認した。22日には与那国島南約550キロ沖へ移動し、約40回の発着艦を行った。
防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第1護衛隊(横須賀)の護衛艦「いかづち」が警戒監視・情報収集を行った。
※写真・図=関西戦闘機の発着艦を行う「山東」と23日までの行動図(提供:統合幕僚監部)