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2025.06.20

WING

エアバス、ドローン・フォージからフレックスローター受注

 エアバスは6月18日(パリ現地時間)、オーストラリアの航空宇宙スタートアップ企業であるドローン・フォージから、エアバス・ヘリコプターズが開発した無人航空機システム(UAS)「フレックスローター」運用システムを6セット受注したことを発表した。この契約は、エアバスとドローン・フォージの間で3月に締結された基本合意書(LOI)に基づくもの。ドローン・フォージは計17機の「フレックスローター」を導入することを決定。「フレックスローター」の単一受注としては過去最大規模となった。
 「フレックスローター」は標準の運用仕様で12時間から14時間以上の情報・監視・目標捕捉・偵察(ISTAR)任務向けに設計された。最大離陸重量25キロの無人垂直離着陸機(VTOL)機で、電気光学システムや最先端センサーなど、さまざまなペイロードを搭載することができる。3.7メートル×3.7メートルのスペースを確保することができれば、陸上または海上での自動離陸および着陸ができるため、最小限の設置面積が必要な遠征任務に適しているとのこと。例えば沿岸監視や山地の高高度任務、インフラ監視、海洋環境評価など、アジア太平洋地域における幅広い運用ニーズに対応する。