中谷大臣、内幕一体の諸課題検討チーム結成

　将来の戦い方、米国協力、防衛産業の3課題検討

　中谷元防衛大臣は6月17日の閣議後会見で、無人機やAIを使った将来の戦い方をはじめとした主に3つの課題について検討するチームをつくったことを明かした。この検討チームは今年4月28日に、大臣官房長の下に内局と各幕が一体となって担当者が集まり結成したという。
　検討チームが検討するのは、将来の戦い方のほか、日米関係上の課題についてと、防衛産業戦略および防衛装備移転推進といった3つのテーマ。今後は順次、検討が行われ、課題の解決を推進することになる。
　中谷大臣は16日に山形県第6師団の神町駐屯地を視察した際に、すでに「第一線部隊の普通科部隊においても、無人機とかAIの機材等は導入されている」ことを説明した。そこで防衛省としては、複雑な安全保障環境を踏まえた課題に対応し、そして「不断の検討を行うための対応を実施する」と述べた。