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2025.06.16

WING

QPS研究所、小型SAR衛星11号機と初交信

 QPS研究所はこのほど、小型SAR衛星QPS‐SAR11号機「ヤマツミ‐Ⅰ」を打ち上げ、初交信に成功したと発表した。衛星の各機器が正常に作動しており、衛星の状態が良好であることがわかった。その後、アンテナの展開も確認した。今後は初画像の取得を目指す。
 ヤマツミ-Ⅰは日本時間0時31分に、ニュージーランド・マヒア半島の発射場から米ロケット・ラボ社のロケット「エレクトロン(Electron)」によって打ち上げられ、約50分後に衛星分離された。その約35分後に、「ヤマツミ-Ⅰ」との初交信に成功した。
 QPS研究所の大西俊輔社長は、「10号機『ワダツミ-Ⅰ』に続き、11号機『ヤマツミ-Ⅰ』も打上げから初交信までの流れを順調に進められた。今年はロケット・ラボとはさらに3機の打上げを予定しており、引き続き着実に衛星の開発・製造に取り組む」とコメントした。

 

※写真=初交信に成功した際の管制室の様子(提供:QPS研究所)