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2025.06.13

WING

三菱重工、ペイロード200kgドローンがホバリング

 防民デュアルユースで検討、20年代後半にTC取得

 三菱重工業が開発に取り組んでいる大型のマルチコプタードローンは、そのサイズが6メートル×6メートル。最大200kgもの大重量物を輸送することができる機体だ。およそ3年前から開発をスタートし、航続距離約15kmの純電動型の機体から開発。その後、航続距離を延伸するためにガソリンエンジンを搭載したハイブリッド型のドローンの開発に着手。目指す航続距離は200kmだ。このハイブリッドドローンは、4月中旬にホバリングに成功したばかり。今後、飛行距離を延ばした飛行実証に取り組むなど、開発を加速していく構え。
 三菱重工業によれば、「この機体はまだ試作機段階。製品化に向けて、技術成熟度を一層高めていく必要がある」とコメント。「とくに民間機向けでは、販売・実運用するためには最終的に型式証明を取得することが必要となり、現段階ではっきりと決まっていないが、2020年代後半には取得したい」との考えを明かした。