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2025.06.13

ウイングトラベル

★加ユーコン準州、オーロラ需要好調でコロナ前超え

 ロッジ滞在やアクティビティ提案で需要増狙う

 

 カナダ・ユーコン準州観光局は、好調なオーロラ需要を背景に、ロッジ滞在や多彩なアクティビティ提案を通じてリピーターの獲得と旅行需要の拡大を目指す方針だ。2024年の日本からの訪問者数は、すでにコロナ前の2019年を上回っており、今年も「第1四半期(1~3月)で前年同期を上回っており、通年でも昨年を超える勢いに期待している」(アジア太平洋地区担当市場開発マネージャー・山本安彦氏)と前向きな見通しを示す。
 需要拡大の要因としてまず挙げるのが、オーロラを目的とした旅行スタイルの変化。「以前は3泊5日の短期間で安価なツアーが主流だったが、ユーコンはオーロラだけではないことが徐々に認知され、最近では4泊5日以上のツアーが増えている。訪問者数だけでなく宿泊日数も増加し、それが旅行収入の拡大にもつながっている」と分析する。
 さらに、旅行時期の多様化も進む。特に「夏から秋にかけての需要が増加傾向にある」とのことで、なかでも8月末〜9月初旬には、トゥームストーン準州立公園の紅葉が人気を集める。山本氏は「年間を通じて異なる風景が楽しめるのがユーコンの魅力」とアピールする。

 

※写真=ユーコン準州観光局アジア太平洋地区担当市場開発マネージャー山本安彦氏