ブルーキャニオン、検知・追跡能力活かし日本の防衛に寄与

　SSAなどにも強み、日本市場拡大へパートナーシップ視野

　RTX傘下で宇宙事業を展開する米国のブルーキャニオンテクノロジーズが、日本の防衛市場に注目する。ブルーキャニオンテクノロジーズのゼネラルマネージャーであるクリス・ウィンセット氏が来日して取材に応じた。ウィンセット氏は「日本市場はミッションの多様性に富んでいる。我々の商品と親和性が非常に高い」とコメントしつつ、「防衛市場に関しては、日本が注視しているミサイルの検知・追跡能力の確保などを求められており、我々の製品は正確にどこに対象物があるのか検知する能力を有している。日本の防衛ニーズに対応できる商品をご提供することができるだろう」との見解を示した。
　さらに、宇宙状況把握（SSA）分野でも「対象物がどこにあるのか、どれを追跡するのか。そういった点において、我々は検知能力に長けており、さまざまなところでご活用いただけるのではないだろうか」と話した。ちなみに、SSAでは高度500kmから月の外側に至るまでカバーする能力を有しているとのことだ。