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カンタス、ジェットスター・アジアを閉鎖

競争激化、サプライヤーコスト最大200%増など
カンタスグループは6月11日(現地時間)、シンガポールを拠点にアジア域内にネットワークを展開するジェットスター・アジアを閉鎖することを発表した。今年7月31日が最終運航日となり、今後7週間かけて段階的に減便しつつも運航を継続する。
これによりカンタスグループは、最大5億ドルの資本を再活用し、長期におよぶ機材更新プログラムを推進する方針だ。さらに、ジェットスター・アジアが保有する13機のA320を、段階的にジェットスター航空が展開するオーストラリアとニュージーランドに再配備する。これにより、ジェットスター航空の機材リースの削減にも寄与する。
ジェットスター・アジアの閉鎖により影響を受けるのはアジア域内路線16路線。ジェットスター航空とジェットスター・ジャパンのアジア路線に変更はない。