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大阪府、空飛ぶクルマの普及に力

事業者発掘など自治体主導で推進
大阪府は6月6日、ドローンに特化した国内最大規模の専門展示会「ジャパンドローン2025」にて、最終日の基調講演を務めた。府が普及に力を入れ、開催中の大阪万博でも注目を集める電動垂直離着陸機「eVTOL」(空飛ぶクルマ)に関する取組みについて、大阪府商工労働部成長産業振興室産業創造課の林雅彦参事が説明。2035年頃には「広範囲でネットワーク化された商用運行を実現する」と語った。
府では空飛ぶクルマ普及に向けた課題として、①技術開発②インフラ・制度整備③事業者発掘④社会受容性の向上‐の4つを挙げる。それら課題を解決するため、22年3月に「大阪版ロードマップ」を策定。まずは大阪万博などをきっかけに周知・新規参入を図るとともに、通過点として30年頃に「都市部中心を含む商用運行の拡大」を目指すとした。