ウイングトラベル
★エミレーツ、CA専用「クルー・ゾーン」で人財獲得

教育・サポート、美容、ラウンジなど充実設備
世界各地の航空業界で人材の奪い合い共創が拡大するなか、エミレーツ航空は客室乗務員の人材確保を強化するべく、ドバイのエミレーツ・グループ本社内に新たな施設「クルー・ゾーン」(Crew Zone)を正式に開設した。
「クルー・ゾーン」は、客室乗務員のために設けられた専用スペース。現代的かつ開放感のあるデザインを採用し、24時間365日利用可能な施設だ。同施設には、教育ワークショップ、テックゾーンやITサポート、美容とウェルビーイングに特化したハブ、ラウンジエリアなど、客室乗務員のために特別に設計したサービスを提供している。
エミレーツ航空によれば、約9カ月の開発期間を経て完成したとのことで、総額300万ディルハム(約1億2千万円)を投じて整備した。
客室乗務員が、フライトレポートの最終確認をしながらコーヒーや軽食を摂ったり、関係部署や同僚からのアドバイスを受けたり、専門的および個人的なテーマに関するワークショップに参加したりするなど、さまざまな用途で利用することができる。とりわけ美容相談ができる「ビューティーハブ」を設けたほか、書類や業務用端末の受け取り、同僚とのリラックスタイムなど、多様な機能を備えた施設とした。
最大200名の客室乗務員を同時に受け入れることができるとのことで、7つの異なるゾーンとサービスで構成。ドバイにあるエミレーツ・グループ本社ビルの1階に位置しているという。
7つあるゾーンのうち、「エミレーツ・クルー・エンゲージメント・ゾーン 」は、客室乗務員が同社の最新の取り組みや新商品、対面でのトレーニングやワークショップとつながるための専用エリアとした。
インタラクティブスクリーンとリアルタイムカレンダーでは、予定されているイベントが表示され、客室乗務員はスマートフォンを使ってイベントへの参加を予約することができる。
※画像=充実した教育・訓練、ワークショップ、設備をCAに提供(提供:エミレーツ)