★カナダBC州、日本市場への再投資は「検討中」

　エリアごとをリブランディング、W杯に期待

　カナダのブリティッシュ・コロンビア（BC）州観光局でアジア太平洋・メキシコ市場開発担当マネージャーを務めるモニカ・リーク氏がインタビューに応じ、今後の日本市場に向けた展開について、「予算の増額を申請しており、現在その結果を待っている。日本とバンクーバーの間には多数のフライトが運航されており、日本市場は重要」と述べ、「検討段階」にあるものの、日本市場への再投資に前向きな姿勢を示した。観光局では、州内エリアごとのブランディングを推進し、新たなブランディングによって需要喚起を図る方針。また、州都バンクーバーが来年のFIFAワールドカップの試合開催地になることから、認知拡大にも期待を寄せた。
　日本からBC州への渡航者数は、2024年で8万8825人に達し、前年比で24%増、コロナ前の2019年比で39%減となった。直近の2025年1～3月は1万7867人で、前年同期比11.7%増、2019年同期比38.5%減となっている。いずれもコロナ前の約6割程度の回復にとどまる。

※写真＝ブリティッシュ・コロンビア州観光局アジア太平洋・メキシコ市場開発担当マネージャーモニカ・リーク氏