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2025.06.09

ウイングトラベル

★2024年度主要旅行業者の旅行総取扱額は3.6兆円

 前年度比1.2%増、19年度の81%水準

 観光庁が発表した2024年度の主要旅行業者43社・グループの旅行総取扱額は3兆6767億7400万円となった。前年度からは1.2%の増加。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年度との比較では19.0%減となった。このうち海外旅行の取扱額は19年度の73.4%水準となる1兆2959億3000万円、国内旅行は84.8%水準の2兆1652億100万円、外国人旅行は96.8%水準の2156億4100万円となった。

 
 海外旅行、24年度第4四半期はコロナ前の18%増に

 

 旅行総取扱額の推移を四半期ごとに見ると、総取扱額では第1四半期が19年度の69.7%、第2四半期が71.1%、第3四半期は80.4%とコロナ前水準には満たない状況となっていたが、第4四半期については118.8%となり、コロナ禍前を上回る状況となった。
 海外旅行についても第1四半期は58.8%水準となっていたものの、第4四半期は118.0%となっており、2025年に入ってから回復する状況となった。
 国内旅行も四半期別にみるとコロナ前の7割台の水準で推移していたが、第4四半期は114.8%の水準となった。