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2025.06.06

ウイングトラベル

★関西万博で「持続可能な旅のかたち」を提案

 スペイン・エストレマドゥーラ州 

 

 スペイン西部のエストレマドゥーラ州はこのほど、大阪・関西万博のスペインパビリオンにおいて特別イベント「エストレマドゥーラ・デー」を開催し、自然や歴史文化、再生可能エネルギーといった地域の強みを融合させた「持続可能な旅のかたち」を、観光関係者に向けて発信した。
 イベントの冒頭では、駐日スペイン大使イニゴ・デ・パラシオ・エスパーニャ氏が登壇。1611年、エストレマドゥーラ出身の探検家セバスティアン・ビスカイノが日本を訪れ、徳川将軍に献上した“日本初の機械式時計”の逸話に触れながら、400年以上にわたる日西交流の歴史を紹介した。
 続いて上映されたプロモーション映像では、緩やかな丘陵地に広がる牧草地「デエサ」や、ローマ遺跡が息づく古都メリダの美しい映像を紹介した。さらに、太陽光やグリーン水素を活用した最先端の再生可能エネルギーの取り組みも紹介され、エストレマドゥーラが“観光地”にとどまらない「未来志向の地域」であることを印象づけた。

 

※写真=プレゼンテーションを行ったエストレマドゥーラ州の関係者。中央がマリア・グアルディオラ州知事。右端は駐日スペイン大使館のイニゴ・デ・パラジオ・エスパーニャ大使