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JAXA、日本国土特化のSAR画像解析モデル構築
専門知識要する判読支援し、利用拡大狙う
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月3日、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)と共同して、人工衛星「だいち2号」の観測データを基に、日本国土に特化した合成開口レーダー(SAR)画像解析人工知能(AI)モデルを構築したと発表した。だいち2号の観測データを、産総研の大規模AIクラウド計算システム「ABCI」に取り込み解析し、大規模学習を行うことで実現した。専門的な知識を必要とするSAR画像の判読を支援することで、SAR利用の拡大につながると期待される。