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防衛装備庁、DSEIでレールガン模型を初公開

29年度に一定の成果目指す
防衛装備庁はこのほど、幕張メッセで開催された、防衛装備品や安全保障に関する技術の展示会「DSEI Japan2025」にて、開発中の次世代兵器「レールガン」の模型を初公開した。電気エネルギーを利用して弾丸を発射するもので、従来火砲と比べて初速が大幅に上がるため、射程や威力が飛躍的に高まり、新たな脅威への対抗手段になると期待される。欧米や中国が実用化に向けて動き出しており、日本では防衛装備庁や日本製鋼所などを中心に開発が進められている。「2029年度に開発が一段落する予定で、得られた成果を基に運用実証などは早期にこぎ着けたい」(防衛装備庁担当者)考えだ。
※写真=DSEIで初公開されたレールガンの模型