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2025.05.26

ウイングトラベル

★豪ノーザンテリトリー、渡航者増につながる施策強化へ

 ウルル以外の認知度アップも

 

 オーストラリアのノーザンテリトリー政府観光局日本事務所トラベルトレードマネージャーの荻原真一氏がオーストラリア政府観光局主催のトラベルトレードショー「ATE25」で日本メディアのインタビューに応え、今年7月からスタートする次年度において、日本市場での渡航者数増加を目的としたコンバージョン重視の施策を進める方針を明らかにした。併せて、主力観光地であるウルル(エアーズロック)に加え、アリス・スプリングスや北部トップエンド地域の認知拡大にも注力していく。
 2024年にノーザンテリトリーを訪れた日本人旅行者は前年比約3倍の1万2000人。荻原氏はその背景として、「若年層の個人旅行需要が好調で、自ら航空券や現地手配を行うFIT層が順調に増加した」と説明。また、「大手旅行会社とのタイアップも引き続き好調で、渡航者増につながった」と述べた。
 これまでは認知度向上を主眼に、屋外広告・交通広告や、ウェブサイトへの誘導を目的としたSEM対策、インスタグラムを活用したハネムーナー向け広告などを展開。実際にFacebookのフォロワーが1万5000人から2万人へ増加するなどの成果が見られ、広告のインプレッションやクリック率も「想定を上回る結果だった」という。

 

※写真=ノーザンテリトリー政府観光局日本事務所トラベルトレードマネージャー荻原真一氏