記事検索はこちらで→
2025.05.23

ウイングトラベル

★西豪州、閑散期対策に注力

 ANA直行便の増便目指す

 西オーストラリア州政府観光局日本局長の吉澤英樹氏は、オーストラリア政府観光局主催のトラベルトレードショー「ATE25」において日本メディアの取材に応じ、閑散期(4~7月中旬)の需要喚起に力を入れる方針を示した。今年6月には旅行会社を対象とした研修旅行を実施、需要の安定化を図ることで、ANA直行便(成田-パース線)の増便を目指す。

 日本から同州への訪問者数は、昨年3万人を記録。前年比で約3%増、コロナ前の2019年比で約70%の回復となった。吉澤氏は「2019年は9月にANAが成田―パース線をデイリーで就航したことから、その反動が大きい」と振り返る。なお、国別の訪問者数では、日本は9位、消費額では10位に位置している。

 現在、ANAは同路線を週3便で運航。吉澤氏は「レジャーマーケットをメインに、すでにコロナ前の水準を超えている教育旅行や、今後可能性のあるMICEなど、視野を広げながら各セグメントへのアプローチを考えていきたい」と意欲を見せる。

※写真=西オーストラリア州政府観光局日本局長吉澤英樹氏