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2025.05.22

WING

台湾トロン・フューチャー・テック、日本法人設立へ

販売網構築、共同開発や日本国内生産も視野

 

 ロシアによるウクライナ軍事侵攻が、「兵器」としてのドローンの存在を大きく際立たせている。もはやISR(情報・監視・偵察)ミッションに留まらない。この戦争を通じてドローンの軍事利用の多様化が急速に進み、ドローンの台頭によって、過去の戦争と比較して作戦立案、司令部の意思決定などに、大きな変化をもたらした。
 大量のドローンが敵の防御網を掻い潜り、街やインフラに甚大な損害をもたらしている。上空からそっと忍び寄り、前線の兵士や陸上兵器に次々と打撃を加えていく―――。これがウクライナ戦争では、日常的なものとなった。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻では、被害の60%以上がドローンによるものだとの指摘もある。ドローンは、相対する敵の最大の脅威の一つとなっているのだ。

 

※画像=トロンのカウンタードローン(提供:トロン)

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