アイスペース、文化・言語保存したディスクを月面輸送へ

　ispace（アイスペース）は5月21日、欧州法人アイスペースヨーロッパが、米国カリフォルニア州を拠点に宇宙における経済圏の拡大を目的したプラットフォーム企業Barrelhand（バレルハンド）と、ユネスコの文化・言語遺産を保存した記憶ディスク「Memory Disc V3」を月面に輸送するペイロードサービス契約を締結したと発表した。「Memory Disc V3」は、アイスペースヨーロッパが開発するマイクロローバー（小型月面探査車）に搭載され、次期プロジェクトのミッション3の一環で、月の南極「シュレディンガー・クレーター」を目指す「APEX 1.0」ランダーから月面に展開される予定だ。

※写真＝文化・言語保存したディスクを月面輸送へ（提供：ispace）